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クレジットカードのリボ払いがきっかけで債務整理をした福岡県30代女性の体験談
今回は福岡県に在住の成田さんです。
成田さんは生活費の工面をするために貯金を使っていましたが、それも底をつきてしまいます。
そうしてクレジットもリボ払いでお支払いすることに。
しかしどんどん利子は増えて借金は膨らんでいく一方。
それなのにご主人の収入は下がっていく。
借金を返そうにもご自身が働きに出ても一向に追いつきません。
そんなある日、ご自身が借金や仕事のストレスや家事育児のストレスからうつ病を患ってしまいます。
借金の悩みなどはご主人に詳しくは言わずに一人で抱え込んでしまったのです。
しかし子どもたちの今後の生活などもあるので、どうにかしないとと決意し債務整理に至りました。
それでは成田さんにお話しを聞いてみましょう。
よろしくお願いします。
福岡県の法律事務所で350万円の借金を債務整理した体験談
福岡県在住33歳主婦です。
6年程前にマイホームを建てたのですが、しばらくして夫の収入が15万円程に下がりだしました。
子供がまだ幼児だったこともたり、私も正社員では働けず、子供たちを保育園に預けてパートに出て一生懸命やりくりをしていました。
しかし、住宅ローン5万・保育園5万・生命保険2万・学資保険2万・ガソリン・光熱費・ケータイ代を払うと、毎月ご飯を買うお金が足りず初めは貯金を使っていました。
そのうち貯金も底をつき、ついついカードでリボ払いをしてしまいました。
支払い金額よりも使っている金額の方が若干多く、払っても払っても利子は増え、借金が増えていきました。
ずいぶん長い間、夫には転職をすすめていたのですが、なかなか重い腰を上げてくれず私が正社員で働き出したタイミングでやっと転職をしてくれました。
29歳の時でした。
私も正社員として働き出し、毎月10万円の給料のほとんどをカードの支払いで使っていたのですが、それでもなかなか借金は減りませんでした。
思わず銀行ローンから借り入れをしてしまう
夫も以前よりは収入が増えたのですが、やはりこちらの会社でも残業代が出ず、さらには残業は日をまたぐ毎日でした。
毎日深夜の1時2時に帰って、遅いときには3時になり、それからお風呂とご飯を食べます。
それに付き合う私も、毎日寝るのは3時で起きるのは6時と、睡眠もほとんど取れませんでした。
カード払いがどんどん増えましたが、職場にバレることを恐れて、なかなか銀行ローンにもお願いすることができませんでした。
しかし、あまりにもリボ払いの金利が高いため、思い切って銀行ローンで借金をすることにしました。
その頃には借金が350万程にも膨れ上がっていたため月々の返済額も大きく、またフルタイムでの仕事で疲れていたため、毎日のご飯も手作りではなくお惣菜を買うことが増えていきました。
手作りの方が安くすむことは頭では分かっています。
ストレスを抱えこむ日々
ですが上司のパワハラで疲れて、帰ってからは子供たちのワガママで疲れて家事もあり、夫は深夜に疲れて帰ってくるため、その時間まで起きてご飯を温めて用意してあげたりしていました。
寝不足もあり、なかなか体力もついていかず、時には外食で済ませることもありました。
そしてまた食費が足りなくなり、カードでの支払いをはじめてしまったのです。
悪循環に陥ってしまっていました。
元々人を頼ったりするのが嫌な性格なので、誰にも相談出来ず、1人で思い詰めてしまっていました。
本当に思い詰めていたところ、TVやCMで債務整理についてよく耳にすることが増えました。
しかし、本当に信用していいのか、会社にもバレてしまうのではないかと不安になり、なかなか一歩踏み出せずにいました。
実際、夫にも借金のことは詳しく話していませんでした。
それでなくても日々の仕事で疲れ果てて帰ってくるので、余計な心配はかけたくなかったので、生活は私がなんとかしてるから大丈夫だと夫には伝えていました。
ついに精神的限界が訪れる
「俺も頑張って仕事してるし、給料も増えたし、お小遣いあげてよ」や、「外食したい」の言葉にイライラしながらも、なんとか自分の昼ごはんを削ったり頑張って夕食を手作りにしたり、一生懸命節約して生活していました。
ですが借金はなかなか減らず、ついにはうつ病になってしまいました。
先生からも、「まず仕事は辞めるべきだ」と言われましたが、まさか今辞めたら生活はできないしまた借金が増えるだけになってしまいます。
「生活が苦しいので仕事は辞められません」と伝えたところ、「せめて時間を短くするかしないと、うつ病は良くならないよ」と言われ、さらに思いつめることも多くなりました。
本当はお薬をもらいに病院に行かなくてはいけなかったのですが、そのお金がもったいないのと、先生に会えば仕事をやめろと説得されるのが嫌で、病院には行かなくなりました。
何度も死のうと思ったりもしましたが、私が死んだら借金は残るし、子供たちも夫には任せられません。
身内の誰にも相談できず弁護士に相談
お互いの母親も健在なのですが、夫のお義母さんは胃がんの手術をしたばかりで頼ることはできません。
私も母親も数年前に脳梗塞をおこし、その後腎臓病で毎月通院しているため、どちらにも子供たちを任せることはできません。
何より人に迷惑をかけることが嫌いなので、相談もできませんでした。
どうにかしなければと思い、何度も何度も債務整理について調べ、思い切って債務整理をすることに決めました。
32歳の時でした。
任意整理をしてみて心境の変化
借金は350万円で、過払い金はありませんでした。
これ以上利子が増えることはないと言われ、とても嬉しかったです。
現在、毎月6万円お支払いしています。
うつ病になったこともあり、仕事はパートに切り替えました。
パートでも体力を使う仕事なのですが、パワハラがない分、以前よりは体調もよくなりました。
ずっと迷っていたのですが、もっと早い段階で債務整理をお願いすればもっと楽になったのではと、今では後悔しています。
本当に債務整理をしてよかったと思います。