アコムからの借金は債務整理可能? メリットやアコムの対応について解説!

『アコムからの借金が返済できない』
『債務整理をしたらアコムが応じてくれるのか不安』

と悩んでいませんか?

アコムからの借金が返済できない場合、債務整理の検討も必要かもしれません。

ただ、アコムに対して債務整理をした時に、どのように対応されるのか不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、

  • アコムからの借金を債務整理できるのか
  • 債務整理をした場合のメリットやアコムの対応
  • 債務整理をするデメリット

について解説します。

もし、借金額が多すぎて返済が難しい場合は、早めに法律事務所へ相談するのをおすすめします。

どの法律事務所に相談をして良いかわからない方は、匿名で利用できる無料シミュレーションサイトが便利です。

アコムからの借金は債務整理が可能

アコムから借金をした場合、他の消費者金融と同じく債務整理をすることができます。したがって、借金の返済期間を延ばしたり、大幅に減額したりできるでしょう。

債務整理をする場合、主に以下のいずれかの手続きをするケースがほとんどです。

主な債務整理
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

まずは、債務整理をするメリットやアコムの対応について解説します。

任意整理をした場合のメリットやアコムの対応

任意整理とは、債権者と交渉して、将来利息のカットや返済期間を延ばしたりする手続きです。債務整理のなかで最も多く利用されているといわれています。その理由は、個人再生や自己破産と比較した時に2つのメリットがあるからです。

  • 費用があまりかからない
  • 裁判所を通さないので手間もかからない

以下の表のように、任意整理が最も費用を抑えることができます。

手続き方法 費用の相場
任意整理 50,000〜100,000円
個人再生 500,000〜700,000円
自己破産 300,000〜700,000円

そのため、費用面での不安を抱えている方でも、手続きしやすい方法です。3〜6か月前後の期間で済むので、弁護士や司法書士に依頼すれば、楽に手続きが完了します。

アコムに借金がある場合、債務整理の対応に精通している担当者と、利息や返済期間について交渉する必要があります。

ただし、債務者の増加により、アコムは任意整理に対して債務者側の希望を必ず通してくれるとは限りません。

たとえば、以下の点については、こちらの希望が通らない可能性もあるので注意しましょう。

  • 手続きの開始から和解が成立するまでの利息カット
  • 遅延損害金のカット
  • 返済期間の延長

まず、アコムと交渉した場合、和解成立日から支払わなければならないはずの利息はカットされます。

しかし、債務整理の手続き開始からアコムとの和解が成立するまでに発生した利息や遅延損害金はカットされないケースが増加しています。

返済期間についても、一般的な3年〜5年かけての返済ではなく、利用年数に応じた分割回数での和解を求められる可能性があるので注意が必要です。

利用期間 分割払いが可能な回数
1年未満 12回まで
2年未満 24回まで
3年未満 36回まで
4年以上 48回まで

したがって、60回払いでの返済をしたい場合、5年以上の利用期間があり、借金額が多くないと難しいかもしれません。

60万円の借金が残っている場合、分割回数が24回払いと48回払いでは、毎月の返済負担も大きく変わるでしょう。

返済回数 毎月の返済額
24回払い 25,000円
48回払い 12,500円

また、取引期間が短い場合は、年5%程度の将来利息の支払いも要求されるケースがあります。

任意整理は法律で決められた手続きではありません。お金を借りた人から交渉の申し出があっても、希望条件通りに応じるかどうかはアコムの姿勢次第です。

個人再生をした場合のメリットやアコムの対応

アコムの借金が多くなり返済が難しい場合は、個人再生による債務整理も選べます。個人再生は、民事再生法にも定められている借金を大幅に減額できる手続きです。

借金額 最低弁済額
100万円未満 すべての借金
100〜500万円未満 100万円
500万円以上〜1500万円未満 借金額の5分の1
1,500万円以上〜3,000万円未満 300万円
3,000万円以上〜5,000万円未満 借金額の10分の1

借金が500万円ある場合、個人再生の手続きをすれば、借金を100万円まで減らせます。残った100万円については、原則3年で返済をしていくことになります。

ただし、個人再生をするためには、アコムをはじめとした債権者から同意を得なければなりません。そのため、以下のようなケースが発生すると、個人再生は裁判所によって廃止されます。

  • 個人再生に反対する債権者の数が過半数を超えた
  • 反対した債権者の債権額合計(借金を含む)がすべての債権額の過半数を超えた

とはいえ、一般的に消費者金融や金融機関が個人再生に反対するケースは多くありません。平成31年および令和元年の司法統計を確認すると、小規模個人再生のうち93.9%が成立しています。

小規模個人再生の手続き件数 12,628件
再生手続きが廃止や不認可などで認められなかった件数 385件
再生手続きが取り下げやその他の理由で認められなかった件数 383件
再生手続が終結した割合 93.9%

出典:司法統計|裁判所

アコムは過去に一部の事件で個人再生に反対したことがあります。したがって、アコムからの借金が全体の半分を超えている場合は、個人再生が失敗しないように注意しなければなりません。

自己破産をした場合のメリットやアコムの対応

自己破産は破産法第1条により認められている権利で、借金全額の免責ができます。

第一条 この法律は、支払不能又は債務超過にある債務者の財産等の清算に関する手続を定めること等により、債権者その他の利害関係人の利害及び債務者と債権者との間の権利関係を適切に調整し、もって債務者の財産等の適正かつ公平な清算を図るとともに、債務者について経済生活の再生の機会の確保を図ることを目的とする。

出典:破産法第1条|e-Gov

自己破産の手続きをした場合、自己破産を認めるかどうかは裁判所に委ねられるので、アコムも対応せざるを得ません。

裁判所から自己破産を認めてもらうためには、以下の条件をクリアする必要があります。

自己破産が認められるための条件3つ
  1. 借金が支払不能の状態
  2. 返済義務を免れない債務ではない
  3. 免責不許可事由に該当しない

支払不能と聞くと、よほど借金が多くなければ難しいのでは? と考えるかもしれません。

しかし、借金が多くない場合でも、資産や収入が少なければ認められる可能性があります。

また、借金の原因がギャンブルや浪費の場合は、免責が許可されないといわれていますが、免責が下りるケースが大半です。

2017年破産事件及び個人再生事件記録調査」を確認しても、破産事件の免責が不許可だった件数の割合はわずか0.57%でした。

調査年度 免責申立が許可された割合 免責申立が認められなかった割合
2017年 96.77% 0.57%
2014年 96.44% 0.00%
2011年 96.67% 0.08%
2008年 97.85% 0.17%
2005年 97.63% 0.26%
2002年 97.90% 0.08%
2000年 95.47% 0.92%

データ出典元:日本弁護士連合会の破産事件及び個人再生事件記録調査をもとに筆者作成

その他の年度についても、免責不許可になった件数の割合は一貫して1%未満で推移しています。

借金の返済が難しい場合、自己破産を申し立てれば、よほど悪質なケースでない限り免責が認められるといえるでしょう。

アコムから長年お金を借りている人は過払い金が発生している可能性が高い

平成19年以前にアコムから借り入れを行っており現在も返済を続けている場合、過払い金が発生している可能性が高いでしょう。

消費者金融での借り入れは「利息制限法」と呼ばれる法律により、上限金利が18%(100,000円〜100万円未満)と定められています。

しかし、平成19年以前、アコムは利息制限法を超える金利でお金を貸していました。そのため、支払いすぎた利息について返還を求めることができます。

過払い金が借金の残額よりも多い場合 過払い金請求により返還を求める
過払い金が借金の残額よりも少ない場合 任意整理により借金の減額を求める

返済期間が長期化しているケースでは、借金の残額を超える過払い金が発生している可能性があります。つまり、完済どころか数百万円以上のお金が戻ってくるかもしれません。

過払い金請求は弁護士や司法書士に依頼した方が楽

過払い金の返還交渉は、アコムだけではなく債権者1件ごとに行わなければなりません。

また、自分で手続きをしようとすると手間がかかるだけでなく、過払い金を満額取り戻すのが不可能です。弁護士や司法書士に依頼すれば、すべての借り入れ先を対象に金額を算出し、会社ごとに個別交渉を行ってくれます。

裁判になった場合も、必要書類の準備や裁判所への出頭などほぼすべての業務を代行してくれるので、手続きが完了するのを待つだけです。

ここで、アコムを対象として債務整理をした方の実例を1件紹介します。

アコムに過払い金請求をした中村さんの事例

中村さん(仮名)は10年間以上、アコムや消費者金融など合計4社から数百万円以上の借り入れをしていました。

ただ、毎月返済をしていたにもかかわらず、なかなか元金が減りません。

次第に生活も苦しくなったため「子供が大きくなる前に借金をなんとかしたい」という気持ちから債務整理を決意しました。

弁護士に債務整理を依頼し、過払い金の計算をした結果、アコムだけで過払い金が数百万円あることがわかりました。

その結果、中村さんは借金が無くなるどころか、手元に200万円が戻ってきたのです。

このように、借金の返済が長期化している場合、過払い金も多くなっている可能性があります。

アコムの借金を債務整理する2つのデメリット

アコムの借金を債務整理すると、2つのデメリットがあります。

債務整理をする2つのデメリット
  1. 一定期間、クレジットカードやローン契約ができなくなる
  2. アコムや関連会社で生涯お金を借りることができなくなる

    順番に詳しく解説します!

    1.一定期間、クレジットカードやローン契約ができなくなる

    債務整理をした場合、信用情報機関にその記録が残るため、クレジットカードやローン契約の審査に通らなくなります。

    ただ、生涯クレジットカードの発行やローン契約ができなくなるわけではありません。

    なぜなら、信用情報機関に載った情報は、一定の期間が経過すれば抹消されるからです。したがって、登録期間が長い自己破産でも、10年が経過すれば新しくカードを発行したりローン契約ができる可能性があります。

    2.アコムと関連会社で生涯お金を借りることができなくなる

    債務整理しても、信用情報機関からの記録が抹消されれば、再びお金を借りることができる可能性があります。

    一方、アコムからは、生涯お金を借りられなくなります。

    なぜなら、アコムの社内情報に債務整理をした記録がずっと残るからです。そのため、借金完済から10年以上経っても、アコムではお金を借りることができません。

    加えて、アコム以外の金融機関でお金を借りるときも注意が必要です。アコムは、他の金融機関の保証会社にもなっています。

    • 三菱UFJ銀行
    • じぶん銀行
    • スルガ銀行
    • 楽天銀行
    • セブン銀行

    つまり、三菱UFJ銀行カードローンバンクイックで融資を申し込んでも審査に落とされる可能性が高くなります。他にも一部の地方銀行もアコムが保証会社になっています。

    融資やローンを申し込む前に、ホームページなどで確認しておくのをおすすめします。

    債務整理期間中にお金を借りることは可能なのか?

    債務整理中は、信用情報機関に情報が載っているので、アコム以外の金融機関でもお金を借りることはできません。

    しかし、中小の消費者金融のなかには、債務整理中の方にもお金を貸しているケースがあります。

    ただ、債務整理中にお金を新たに借りる行為は控えてください。任意整理や個人再生の場合、返済しなければならない借金を増やしてしまうことになるからです。

    また、自己破産の手続きが完了している場合でも、安易にお金を借りるのは避けた方が無難です。

    どうしても生活費が必要になったときは、配偶者や両親などに相談をしてみてはどうでしょうか?

    債務整理をする際のアコムへの連絡先

    アコムの借金を債務整理する際、依頼を受けた弁護士や司法書士は、下記の住所に受任通知を送ります。

    債務整理をする際の連絡先

    〒102-0071
    東京都千代田区富士見2-15-11
    ACOM富士見ビル
    アコム株式会社 審査第二部 東京公的応対センター

    アコムは大手の消費者金融なので、自分で債務整理の手続きをした場合でも、全く交渉に応じてもらえなかったり邪険な対応をされたりすることはあまりないでしょう。

    しかし、大企業の顧問弁護士に対して、希望通りの条件で手続きをするのは不可能です。

    むしろ、弁護士や司法書士に依頼した方が、よりよい条件で手続きを進められる可能性が高くなります。

    依頼する費用はかかりますが、手続きの負担は大幅に軽減されるので、弁護士や司法書士への依頼をおすすめします。

    アコムからの借金返済が難しい場合は、弁護士や司法書士に相談する!

    アコムからの借金返済が難しい場合は、債務整理をすることで問題を解決できます。

    また、返済期間が長期化している場合、過払い金が発生している可能性があります。

    主な債務整理は、以下の3つ。

    • 任意整理
    • 個人再生
    • 自己破産

    借金額が少なければ任意整理を選び、借金額が多くて返済が難しい場合は個人再生や自己破産を選びましょう。

    ただ、債務整理の手続きを自分でするのは、必要書類を用意したり、手続きに手間がかかったりするのでおすすめできません。したがって、弁護士や司法書士へ依頼するのをおすすめします。

    返済が難しいからと、そのまま借金を放置するのだけはやめて下さい。借金を放置すると、遅延損害金や利息が毎日増え続けるからです。

    借金問題を解決する際は、一人で抱え込む必要はありません。まずは、弁護士に相談をしてからどの方法で手続きをするのがよいのか検討しましょう。

    債務整理なら武村法律事務所

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